太陽光パネルの種類を選ぶ基準

 ご自身で土地をご用意できる場合は、設備だけを購入すればよいので、見積もりを依頼する段階である程度パネルの種類を選ぶことができます。太陽光パネルの種類は一般的なものだけで言えば「多結晶」「単結晶」「CIS」の3種類があり、それぞれ一長一短があります。

「多結晶」の長所 → W(ワット)当たりの価格が安い
「多結晶」の短所 → 面積当たりの発電量が少ない
「単結晶」の長所 → 面積当たりの発電量が多い
「単結晶」の短所 → W(ワット)当たりの価格が高い
「CIS」の長所 → 影や曇りに強い、発電量の劣化が少ない
「CIS」の短所 → 面積当たりの発電量が少ない、価格が高い

 上記の通り、パネルの特徴だけでは判断することができません。土地の面積や影の状態、日射量や予算などを総合的に勘案して選ぶ必要があります。選ぶ際の大前提ですが、パネル合計出力は多ければ多いほどお得になります。ただし「太陽光パネルの過積載とは」に記載した通り、パワコンに接続できるパネル枚数には許容範囲があります。ではパワコンの容量を増やせば良いのではという疑問が出てくると思いますが、パワコン容量が50kW以上になると高圧発電所扱いになりますので、費用面や手続き面で大きく異なってきます。(パワコン容量が50kW未満は低圧発電所として扱われる)

 それを踏まえると、面積に余裕のある土地であれば、多結晶パネルを接続可能上限枚数設置することが最もお得であると言えます。それが叶わない土地であれば、予算に余裕があれば単結晶、余裕がなければ多結晶を選ぶと良いです。

 最後にCISですが、これは上記の結晶系のパネルとは全く異なる物質で作られているもので、影や曇りに強くて発電量の劣化が少ないなどの特長があります。さらに温度ロスも少ないので結晶系パネルと同じ出力のパネルを設置しても、CISパネルの方が発電量が多いという実験結果もございます。その分面積当たりの発電量が少なく価格も高いので、

・常にパネルに影が掛かる
・日射量が少ない地域
・夏の気温が高い地域

などの特殊な環境下で威力を発揮するパネルであると思います。
 いずれにしましても、販売店に見積もりを依頼する段階でそれぞれのパネルを利用した詳細なシミュレーションを作成してもらい、比較検討する事をお勧めします。

 → パワコンの種類(容量)を選ぶ基準
 → 発電・収支シミュレーションの分析(発電量)
 → 太陽光発電の見積りサイトの紹介
 

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