売電量遠隔監視装置の必要性

 改正FIT法施行に伴う「事業計画策定ガイドライン」で、低圧発電所でも保守・メンテナンス体制の構築が義務付けられました。これはこれで良い方向だと思いますが、事業者としてはやはり保守・メンテナンス費用は最小限に抑えたいところです。そこで活躍するのが売電量の遠隔監視装置です。これを設置すればインターネット回線を介して自宅のパソコンやスマートフォンに発電量などを表示して監視することができます。

 メンテナンス費用を抑える有効な手立ての一つとして、現地へ行く回数を減らすということがあります。つまり、常時遠隔から発電所の稼働状況を把握し、異常時のみ現地に行くようにすればそれが可能になります。監視装置を設置すれば、売電に影響するどんな異常が発生した場合でも早期発見が可能になります。異常があることが分かればすぐにメンテナンス業者に点検修理を依頼できますので、売電損失は最小限で済みます。時間的にご自身で監視するのが難しい場合は、専門の業者に依頼することもできますので、導入を強くお勧めします。

  上田市雑草1_R  点検

 また、パネルにがかかるような発電所の場合、その影響度合も監視装置からの情報で知ることができますので、その対策にどれ位費用を掛けれるかを算出する事が出来ます。そうすると木を伐採したり、パネルの配置を変更したりといった対策を行う判断を迅速に行うことができるようになりますので、結果的に売電利益を最大化することができるのです。

 実際問題、これまで低圧発電所においては遠隔監視装置の導入はあまり進んでいませんでした。原因は間違いなくその導入費用です。低圧発電所は売電金額が少ないので、この費用はどうしても相対的に高くなってしまうのです。しかし今年に入って風向きが変わってきました。監視装置について、売電事業者は機能よりも価格をかなり重視しているという事を各メーカーが気付き始めたのです。よって、この半年程で価格はかなり下がりました。現在の相場は本体と10年分の通信費込みで30〜40万円くらいですので、20年の売電期間を考えると費用対効果はとても高くなりました。

 → 売電量遠隔監視装置を選ぶ基準
 → 雑草の影響はこんなにも大きい!@ 長野県上田市発電所


 

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