大手企業の社長でも1日わずか28分しか出来ていない事とは?

 著者リッチ・シェフレンの「インターネットビジネスマニフェスト完全版」が語るビジネスの思考

 これからビジネスを始めようとする時、また就職や転職をする時などもそうですが、自分の興味他人からの情報だけで何をするかを決定してはいないでしょうか?私自身もそうでしたが、案外大多数の方がそうだと思います。「趣味と実益を兼ねる」などとは言いますが、趣味で稼げる金額はたかが知れています。それはそこに大きな市場が存在しているとは限らないからです。市場が小さいということは需要も少ないということですので、商品はたくさん売れません。

 本書はこのことをメインテーマとして構成されています。本書では「正しいビジネスを選ぶことがどれだけ重要なのか」ということについて、非常に分かりやすく説明されていますが、その方法が独特で、ビジネスの選択の意思決定についての考察が不足しているのに対して、逆にしっかりと考察されている事柄を、人生で非常に重要な誰もが共感できる面白い例えを使った対比で表現していますので、一見の価値があります。

 ビジネスの進め方についても本書では「戦略型は成功し、チャンス追求型は失敗する」と述べられていますが、確かにビジネスをしていると色々な儲け話が舞い込んできます。しかしそれは表面的には簡単に儲けれるように見えますが、実際には詐欺的なものであったり、真っ当なものであってもかなりの努力とセンスが必要なものがほとんどで、結局自分の守備範囲ではない場合が多いです。

 やはりビジネスは自分にアドバンテージがある状況やフィールドで戦わなければ勝率が高くなりません。アウェイで戦っている限りは、努力のわりに報われないことになります。この点についても本書で詳しく書かれているのはもちろんのこと、その具体策にはうならされます。

 戦略型のビジネスとは要するに仕組みで解決する事だと思います。仕組みを司る代表選手はITだと思いますが、ITを活用して様々な事を自動化する事は今後企業が大きく発展するためには必須のアイテムです。ITの活用は非常に分かりやすいので、導入を進めている企業は多いと思いますが、人が自動的に動くようなフローを構築する事も仕組み作りの一環と言えます。人が自動的に動くためのアイテムはマニュアルです。
 
 マニュアルが整備されている企業は社長や部長がいちいち指示をしなくても、その事象によって最適な部署や社員が自動的に動くことができます。そうすることによって初めて、社長は生産的な業務に時間を費やすことができるようになります。これはビジネスにレバレッジを利かせている状態と表現できると思います。社長は会社全体を統率したり、新たなビジネスを構築するために時間を費やさなければなりません。よって下の図のようにあれもこれも自分でやってしまうと完全に手が回らなくなってしまいます。
全部できますか?
 察しの良い方はこの記事タイトルの問いかけの答えがすでに分かってしまったかもしれませんが、それでも念のために本書でその詳細やその具体的解決方法をご確認いただければと思います。本書はどちらかと言うと概念論ではなく具体論の比重が大きいと思いますので、この記事と書籍の紹介ページで大枠を掴まれた方は本書でその具体的な方法を学んでいただければと思います。

 → 「インターネットビジネスマニフェスト完全版」 著者:リッチ・シェフレン

【他のおススメ書籍】
 ・『脳科学マーケティング100の心理技術』
 ・『現代広告の心理技術101』
 ・『大富豪の仕事術』
 ・『クロージングの心理技術21』

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