その利回りは正しい?太陽光発電の収支シミュレーションを徹底解説!

 こんにちは、天意です。

 今回は太陽光発電物件を選定するうえで非常に重要な、発電・収支シミュレーションの分析ポイントを解説致します。

 良さそうな物件が見つかったら、販売店に見積もりをお願いすると思いますが、その際大抵の場合、発電量や収支のシミュレーションも併せて作成していただけると思います。

 主な項目は投資額・発電量・売電金額・諸費用・利回りなどです。どこを重視するかという前に、まずこの数値が正しいかを検証する必要があります。



 投資額

 見積書の通りだと思いますので、その設備代と土地代が記載されます。土地が賃貸の場合は賃借料が諸費用の方に入ってきます。


    分析資料


 発電量

 基本的には「日射量×合計出力」ですが、日射量は地域によって異なりますので、「NEDO 日射量データベース」で確認します。このサイトの「MONSORA-11」タブから発電所がある地域を選択しグラフを表示させます。グラフの左側の「データ一覧表を表示」をクリックすると日射量の一覧表が表示されます。この中で発電所パネルの方位角と傾斜角が該当する部分の月別数値を確認します。ちなみに方位角0°は真南向きです。この数値がシミュレーションの数値と一致しているかを確認します。

 一致していたとしてもまだ安心してはいけません。ここで重要なのは発電ロスが考慮されているかという事です。どのような発電所でも共通して発生するロスは電力変換ロス温度ロスです。変換ロスは10%程度見ておけば良いと思います。温度ロスは地域や季節によって異なりますが、パネルの特性上、温度が高くなると発電効率が悪くなります。よって夏場にロスが多くなり、10%以上ロスすることもあります。


 売電金額

 これは単純に「発電量×売電単価」で算出できます。29年度に認定された案件の売電単価は21円/kWhですが、これは税抜価格です。実際に入金される際はこれに消費税が足されます。念の為数値が税抜か税込かを確認しましょう。販売されている物件の中には、28年度以前に認定されていて売電単価が24円・27円・29円それ以上の物もございます。


    爽やかなグリーン


 諸費用

 主なものとしては、土地購入の場合は固定資産税、賃借の場合は賃借料がかかります。それと設備にも固定資産税1.4%が掛かります。あとはメンテナンス料・保険料・所得税などです。細かい物ではパワーコンディショナーや遠隔監視装置の電気代や遠隔監視装置の通信料もあります。


 利回り

 表面利回りが一般的です。年間売電収入÷初期投資額(設備+土地)で計算されます。太陽光発電所はこの利回りが非常に高く、10%を超える物件もたくさんありますので、他の投資に比べても非常に優秀な投資物件と言えます。物件を探す際は利回り10%前後を基準として探されると間違いないと思います。あと実質利回りというものもありますが、これは先程の表面利回りの計算式に諸費用を加味し、(年間売電収入-年間諸費用)÷初期投資額で計算されます。


    check.jpg


 まとめ

 シミュレーションはリアルに「儲け」が分かり、投資するうえでの最も重要な判断材料になります。それ故、その数値の信ぴょう性については慎重に検証しなければなりません。また、売電が開始された後も実績値を入力して実績管理として使え、費用などに変動があった場合は、数値を修正して新たな予測値を算出することもできます。
 今後20年間末永く活躍してくれるツールですので、初めにしっかりと確認し、運用していってもらえればと思います。



 → 太陽光発電の見積りサイトの紹介
 → 土地付き太陽光発電物件を選ぶ基準
 → 太陽光発電設備の契約前に確認すべき書類



  

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