太陽光発電がすでに「安い」時代に入っている事をご存知ですか?

【コストの大幅低下で発電容量が増加】
 地球温暖化対策などで注目されている太陽光発電ですが、今までは発電コストの高さが導入の妨げになっている面が少なからずありました。国民が賦課金の負担を強いられていることも、国民感情に影響を及ぼしていました。しかし、最近では技術の向上によりコストが急速に低下し、ようやく助成金がなくても十分に他の電源と競争できる時代に突入いたしました。

 年々勢いを増している太陽光発電ですが、その発電コストも大きく下がってきています。それを示す数値として「LCOE(発電所の計画、建設から運用廃止までの全コストを生涯発電量で割った均等化発電原価)」というものがありますが、これが過去10年の間に太陽光発電は6分の1近く低下し、とうとう石炭のコストと並ぶまでに至りました。

 世界経済フォーラムによりますと、助成金なしで太陽光による発電コストが電力会社から購入する電力料金と同じ以下(グリットパリティ)になっている国がすでに30ヶ国以上あり、更に2020年までには世界の3分の2以上の国々がそれを達成すると予想されています。

グリットパリティ
 これまでは太陽光発電などの再生可能エネルギーには、最先端テクノロジー特有のリスクがあると捉える投資家も多かったですが、先程の発電原価の低下によって、太陽光発電への投資はもはや公共事業への投資と同じくらい安定したものとなっています。更に、地球温暖化防止の観点からも再生可能エネルギーに対する人々の関心が高まっており、これからますます活発な投資が行われるでしょう。

【太陽光発電を利用した取り組み】
 2016年12月、フランスでは、約1kmにわたる世界初のソーラーパネル舗装道路「Wattway」が完成しました。ここで使用されているパネルは、どのタイプの道路にも敷くことができる厚さ数ミリの頑丈なパネルで、20㎡のWattwayで暖房を除く平均的な住宅1軒分の電気を賄えるとの事です。今後は街灯や公共施設の照明、電気自動車の充電用としての利用が見込まれています。

Wattway.gif
【日本の課題】
 太陽光発電のコストが下がっていると言っても、日本は諸外国に比べればまだ高いという現状があります。その要因として建設工事費が挙げられます。施工期間の長さが人件費の増大につながっています。それでもこの20年では5分の1ほどに下がっていますので、今後の技術革新や施工性の向上に期待が寄せられています。

 → 太陽光発電が儲かる時代はもう終わったのか?|報道と実態の乖離
 → 蓄電池の上手な活用法と将来の展望


 

関連記事

コメント

名前

件名

メールアドレス

URL

コメント



管理者にだけ表示を許可する


プロフィール

天意(てんい)

運営者:天意(てんい)
 太陽光発電初心者が投資に失敗しないための知識や業界の動向を現場目線でお伝えしていきます。
 メディアでは報道されない業界の現状や本当の姿を紹介していければと思います。
 → 詳しいプロフィール
 

 
カテゴリ
最新記事
感電事故が増加 2017/12/14
太陽光発電の国による買取保証と賦課金の仕組み 2017/12/07
売電事業が儲かる驚くほど簡単な仕組み 2017/11/30
太陽光発電投資が29年度でも高利回りな訳は? 2017/11/23
ソーラーフロンティアの生産拠点集約の功罪 2017/11/16
全記事表示リンク
見積りサイト紹介
 見積りサイト紹介
楽天市場
リンク

ページの先頭へ