エネファーム&エコキュート

 ゼロエネルギー住宅の推進が叫ばれる現在ですが、太陽光発電システム以外にも、様々な省エネ、創エネ設備が日々開発されています。

 こんにちは、天意です。

 今回は、ZEH(ゼロエネルギーハウス)※には不可欠のヒートポンプ式電気給湯器ののエコキュート、家庭用燃料電池のエネファームにスポットを当てていきます。

※ZEH:「ゼッチ」と読みます。快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と高効率設備により、出来る限り省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、1年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下となる住宅。



ヒートポンプ式電気給湯器「エコキュート」

 エコキュートとは、大気熱のエネルギーと電気エネルギーを使い、効率よくお湯を作る給湯器の一種です。従来、給湯器というとガスや電気「だけ」でお湯を作っていましたが、エコキュートは電力だけでお湯を沸かすのに比べ、およそ3分の1に抑えました。

 ZEHにおいての省エネ設備として、高い威力を発揮する給湯器になります。このエコキュートと相性が良いのが、オール電化であり、太陽光発電設備です。

 エコキュートはもともと、2001年には一般発売されており、住宅用太陽光発電システムが普及する前から、オール電化設備製品の一つとして販売されていました。実際、太陽光発電システムを取り扱う前からすでに販売していたという事業者も少なくありません。パナソニックや三菱電機など、大手企業でも取り扱っており、実売価格は50万円程度となっていました。

 しかし、年間出荷台数は2010年の57万台をピークに減少していき、ここ数年では40万から45万台規模で推移していました。11年の原発事故以降は各電力会社や政府も含め、あらゆる支援、補助金が生まれたため、再び上昇し始めています。

 もともと、給湯にかかるエネルギーの消費量は、一次エネルギーの消費量の中で3分の1を占めており、エコキュートなどの給湯の省エネ設備は非常に効果的なものになります。例えば太陽光パネルがあまり多くつけられない住宅でも、エコキュートで効率を上げることで、ZEH化も可能になります。



各メーカー、それぞれのメリットがある

 メーカー各社は、このエコキュートに様々な付加価値をつけて発売させました。三菱はマイクロバブルを使った配管洗浄や、入浴機能をプラスし、パナソニックは湯温をお好みで3つのモードから簡単にセレクトできる、混浴セレクト機能を搭載させました。湯温の上下がたやすくできるという機能です。

 エコキュートは特に、連携して使うのが最も経済的な利用になります。例えばパナソニックのエコキュートは、HEMSと連携して、太陽光発電の余剰電力を使って自動で沸き増しできる機能があります。これは後に、売電するよりも自家消費する方が経済的という状況になった時、かなりの節約になります。そして、その時は刻一刻と近づいているはずです。



家庭用燃料電池「エネファーム」

 エネファームは燃料電池の一種です。仕組みは都市ガスやLPガスなど、通常使っているガスから取り出した水素を、空気中の酸素と化学反応させ、電気を生み出すというものです。そこで発生した熱ももちろん活用でき、非常に効率の高いコジェネレーション(熱と電気の併給)システムになっています。

 熱は主に給湯に用い、万が一切れたときにもバックアップの熱源機も内蔵しています。発電した電気は家庭内で自家消費されますが、去年から電力自由化が施行され、各地で売電が可能になりました。

現在、エネファームの主なメーカーは、固体高分子型燃料電池のパナソニックと、東芝の燃料電池システム、そして固体酸化物型燃料電池のアイシン精機の3社がメインとなっています。16年発売のモデルでは3社とも700ワットで、中でも東芝ものは通常の一戸建て4人家族であれば、電力量の6割ほどは賄えるといわれて意味明日。

 更に東芝のエネファームは学習制御機能をもち、最適な運転を自動で制御し、行うとされています。元々東芝の燃料電池システムは、12年頃から自立運転機能を搭載したエネファームも発売しており、それの発展形とも言えます。

 実は、家庭用燃料電池は、基本的にガス系の販売店、事業者から発売されていることが多いため、太陽光発電を専門とするような電気店などでは、あまり取り扱いはありません。しかし、特別太陽光発電システムと相性が悪いというわけではなく、むしろその逆で、FITが始まってからは太陽光発電システムと家庭用燃料電池を併用し、ダブルで自家発電をするという利用法が非常に効率よくなったのです。

 昼間は太陽光発電システム、夜はエネファームなどの燃料電池で発電することで、大きく助けられるどころか、太陽光そのものの搭載量も少なく済むのです。ただし、家庭用燃料電池は導入コストが非常にかかるものでもあります。現在も国や一部自治体などで補助金制度が継続しておりますが、それでも相場としては140万円程度が大半です。



まとめ

 今回はエコキュート、エネファームについて簡単にご紹介していきました。どちらの設備も、各メーカーごとにあらゆる付加価値をつけ、凌ぎを削っています。そして、太陽光発電設備とコラボレーションすることによって、更に相乗効果を得ることができるのです。自分の住宅、ライフスタイルに合わせた設備を使って、省エネ、創エネ住宅を作っていきましょう。


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