売電事業が儲かる驚くほど簡単な仕組み

 太陽光パネルがついている一戸建ての住宅が、まったく珍しくない時代になりました。売電収入を得たり、自家消費をして電気代を自分で賄うということが、個人レベルでも急速に可能になってきました。


 こんにちは、天意です。

今回は、太陽光発電投資が急速に増えた背景やその仕組みについてお話ししたいと思います。国交省が行った「住宅市場動向調査」の結果を見ると、その増えている状況が一目瞭然です。




うなぎ上りの「設備整備率」


 国交省が、その年度内に新築や建て替えを実施した家庭を対象に、家づくりや資金調達など、一戸建てに関するいくつかの質問を設けたアンケートを実施しました。


 その質問の一つに、太陽光発電設備に関するものがあり、太陽光発電の設備率が発表されました。2010年度、原発事故の前年の調査ではわずか24,6%だったのが、事故の翌年度となる12年度の調査では32.7%にまで上昇し、さらに13年度38.2%、14年度42,7%と着実に伸ばしてきました。


 事故が一段落して補助金も見直され始めた現在でも依然として根強い人気があります。14年度の三大都市圏では、新築・建て替えをした方のうち半分が、新たに太陽光発電設備を導入したとされています。


儲かる仕組み



産業用太陽光発電への投資が始まった背景


 太陽光発電が一気に伸びたのは、原発事故などで住宅用が売れたというのと同時に、産業用も伸びたためです。2000年代初め頃は、太陽光発電設備といえば個人の住宅用しかありませんでした。住宅用が中心だった太陽光発電設備が、一気に潮目が変わったのが2012年です。


 12年から爆発的に産業用としての出荷が伸び、住宅用の出荷を抜いたのです。14年には、住宅用と比べ3.7倍もの出荷を記録しました。なぜ、産業用の設備が売れたのかというと、それこそがFIT法(固定価格買取制度)に基づく「投資」が急激に増えたからなのです。


 産業用の太陽光発電設備が一気に売れた理由は、簡単に言ってしまえば「儲かる」からです。企業に限らず、個人投資家なども参入を始めたのです。


 家賃収入のために不動産を購入するように、太陽光発電設備を導入して売電収入を得るという投資が可能になったのです。太陽光発電で得た電気は、20年間固定価格で国が買い取ってくれるのです。


 この仕組みは、2004年ごろ、ドイツでフィールドインタリフ(FIT)という名前でスタートしていました。ドイツではその翌年2005年に、太陽光発電設備の導入量が世界一になりました。この仕組みが日本でも2012年の7月に始まったということなのです。




太陽光発電の買い取りの仕組み


 導入から5年が経ち、様々な規制強化、補助金の打ち切りなどがありましたが、現在も根強い人気があるこの太陽光発電投資ですが、ここで具体的にご紹介していきます。


 日本の国会などで頻繁に出ている「再生可能エネルギー」というものは、太陽光や風力・水力、地熱、バイオマスといった、自然界に無尽蔵にあるエネルギーのことです。


 そこからエネルギーを取り出して発電することで、火力や原子力などに頼ることなく電気を得られるということです。この再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取り、止まっている原発分の発電量を賄っています。


 太陽光発電では、設置した設備の出力の大きさによって、買い取ってくれる期間や価格に差が出ます。具体的には、出力10キロワットを境に変わり、10キロワット未満は住宅用、それ以上は産業用となります。


 住宅用の買い取り名目は「余剰電力」の買い取りです。つまり太陽光発電で発電した電力のうち、自家で使い切らなかった分を買い取ってくれます。


 住宅では、日中は明かりをつけたり、お風呂に入ることは少ないうえに、仕事などで家にいないことが大半ですので、使う電気はほとんどありません。そして太陽光発電は、太陽が出ている日中に電気を蓄えますので、余剰電力がたくさん発生するということになります。


産業用投資



まとめ


 太陽光発電という発電方法には、およそ50年以上もの歴史があります。原子力の危険性が認知されたここ数年、爆発的に人気が伸び、日本でも一気に需要が高まりました。


 売電も可能になり、投資としての太陽光発電もスタートしましたが、実際に設備を取り入れる方は年々増えており、毎年見直される売電価格も徐々に下がってきているのが現状です。ですが、それでも依然として勢いは衰えず、導入率は着実に上がり続けています。




関連記事

コメント

名前

件名

メールアドレス

URL

コメント



管理者にだけ表示を許可する


プロフィール

天意(てんい)

運営者:天意(てんい)
 太陽光発電初心者が投資に失敗しないための知識や業界の動向を現場目線でお伝えしていきます。
 メディアでは報道されない業界の現状や本当の姿を紹介していければと思います。
 → 詳しいプロフィール
 

 
カテゴリ
最新記事
感電事故が増加 2017/12/14
太陽光発電の国による買取保証と賦課金の仕組み 2017/12/07
売電事業が儲かる驚くほど簡単な仕組み 2017/11/30
太陽光発電投資が29年度でも高利回りな訳は? 2017/11/23
ソーラーフロンティアの生産拠点集約の功罪 2017/11/16
全記事表示リンク
見積りサイト紹介
 見積りサイト紹介
楽天市場
リンク

ページの先頭へ